くだらない妄想。


キムチ鍋を食いながらビールをガブガブ呑んで良い気分なので余計なことを書きたいと思います。


今日、とっても可愛い女の子を見ました。「見ました」と言っても凝視した訳じゃないんだけど。フリルのスカートに紫のカラータイツ、多分今年しかはけないボア付きのショートブーツ、ゲージの太いロング丈のカーディガンを着ていました。肩から15センチぐらい長い黒髪に緩くかけたパーマがちょっと切れ長の目に凄く似合っていました。30歳過ぎのおじさんがちょっとドキッとするぐらい可愛い女の子です。多分歳は20歳ぐらい。大人しい、礼儀正しい女の子でした。


その時に、ふと思ったんですよね、もし仮に私が結婚していなくてこんな可愛い女の子と知り合う機会が有るとしたら何を話せばいいのだろうかと。まぁ、良くある妄想です。


「昔々」で始まり「悲しい話だと思いませんか」なんて村上春樹の『4月のある晴れた日に100%の女の子と出会うことについて』みたいに話せばいいのだろうか。この話はとても好きで今は実家に本を置きっぱなしだけど実家に帰ったら時々引っ張り出して読んでいます。まぁ、それは全くどうでも良くて関係ない話です。


「20歳と30歳(本当は31歳)で話が合うのか」「自分が20歳の時は30歳は凄い大人だと思っていたけど実は何も変わっていないな」「むしろ20歳の時よりも適当に生きるようになった」「っつーか、20歳の時は30歳なんて眼中に無かったな」「とにかく共通の話題が見つかりそうもないな」「サッカーや文房具なんて興味ないだろうな」「当たり前か」「それよりも根本的にコミュニケーションの方法自体が違うのかもしれない」「携帯メールを使うとして絵文字はやっぱり入れないといけないのかな」「絵文字は気持ち悪くて使いたくないな」「文末は男は黙って句読点」「メールアドレスの交換はやっぱり赤外線を使うしかないのかな、やべぇ、赤外線の使い方がわかんないよ」「そんなことよりもメールはすぐに返信しなくちゃ行けないのかな」


「いや、ちょっと待てよ」「自分がもしあの女の子と同じ歳ぐらいだとしても話しかける勇気があるのだろうか?」「経験上無理だな」「今までそんな後悔ばかりしているじゃないか」「酔っぱらったときの勢いなら行ける!!」「そんなのダメ人間の典型じゃないか」「要は、勇気がないんでしょ?


なんてことを5分ぐらい考えちゃいました。いつの間にかその女の子はどこかに行っちゃったので仕事に戻りました。


生産性が全くないことを考えるのはとても楽しいです。